光美顔機4種類の比較

QuantumSR(Photofacial)
V-star(photoreberse)
NLite
CoolTouch-U
以上光美顔機の比較はこちらをご覧下さい。

フォトフェイシャルと呼ばれるQuantumSRについてはこちらですでに詳しく解説しましたので省略しますが、赤み・シミをターゲットとすれば、その有効波長は下の図で判るようにヘモグロビンとメラニンの吸収曲線が近づく560〜600ナノメートルだと考えられます。
この領域の波長がでれば(IPLでなくても)レーザーでよいわけです。600ナノメートル付近の波長をだす色素レーザー(dye laser)というものがあります。機械設計が難しいレーザーといわれていましたが最近の技術革新で解決したようです。
その色素レーザーを美顔術に応用した装置がでてきました。V-starという機種名ですが、フォトフェイシャルに対抗してフォトリバースとも呼ばれています。


V-starの波長は595ナノメートルで、パルス幅も40ミリ秒まで設定できますから美顔のターゲットである広いシミにも十分です。QuantumSRのパルス幅は2〜7ミリ秒と短いように感じるかもしれませんが、例えば3ミリ秒で1発照射して、20ミリ秒休憩してもう一度6ミリ秒照射するというような設定が一般的です。連続して29ミリ秒照射すると皮膚のダメージが大きいのでちょっと中休みするのがこの装置の特徴なのです。レーザーとIPLの違いを考慮すれば同じようなパルス幅と考えてもよいのかもしれません。出力はQuantumSRの方が強いですがレーザーでないことと皮膚面から2mmほど離して照射することを考慮すれば同じようにおもいます。カタログデータを読むかぎりにおいては、すでに評価が定まっているフォトフェイシャルと同じスペックと考えてよいわけですから使えそうです。
同じ色素レーザーで585ナノメートルの波長をだすNライト という機械もあります。ここまで読み進んでくださった皆さんは585ナノメートルの波長は黒と赤に強い波長であることはお分かりですよね。ところがメーカーの適応症は小ジワだけで赤み・シミに対しては何の言及もありません。小ジワに効く理由ですが、要約すると、まずレーザーは毛細血管の中の赤血球に反応して発熱します。その熱が周囲の組織に波及してコラーゲンの増生をうながすというもののようです。これならQuantumSRやV-starが小ジワに効くというのと同じ理屈です。違いは出力が弱いので血管を破壊して皮膚の赤みの改善までには至らないということです。(赤み・シミに効かない程度の出力で小ジワが改善するのだろうかという疑問はあります・・・・)
赤み・シミには効かないけれど、小ジワに効くという専用のレーザー装置があります。CoolTouch-IIといいます。赤いヘモグロビンと黒いメラニンに反応するこれら3機種とちがってCoolTouch-IIの波長は1320ナノメートルなので赤や黒には反応しません。この波長に反応するのは「水」なのです。組織内の水の温度をあげてコラーゲンの産生を図るという「小ジワ取り専用機」ということで、アメリカの専門クリニックではQuantumSRとCoolTouchを併用しているところもあります。併用する理由はQuantumSRだけでは小ジワをメインの悩みとする人には対応できないからです。赤み・シミがメインの悩みの人に対して、あくまでも、おまけ的に 小ジワの改善があると考えておくべきでしょう。
以上はカタログデータから類推した私の個人的な意見であることを明記いたします。今後、より詳しい人の意見をお聞きしたり、また実際に使用してみれば変わるかもしれません。最近では一般の方ばかりではなく同業の方々からのお便り御意見をいただくことが増えてきました。この分野でも宜しくお願いいたします。

2001年11月3日
渋谷高橋医院 院長
高橋知之

問い合わせ:
info@jps.ac
03-5992-0760

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