原理と効果・効能


青い線がIPLの波長の分布を示しています。560ナノメートルのフィルターをかけていますから、実効波長は560〜750くらいであるということがお分かりになるとおもいます。この領域の光線は黒い色素(メラニン)にとても良く吸収されますのでレーザー脱毛にも黎明期には使用されていましたが、皮膚表面での吸収が大きく深部に到達しないことが分かったので現在は廃れてしまいました。(脱毛効果が少なくヤケドの危険性が高いということです)詳しくはレーザー脱毛の原理をお読みください。
脱毛用機械としての問題点を逆手にとったのがこの光美顔のアイデアです。アイデアは四つあります。すなわち、
1) シミ・クスミに対して: 皮膚をヤケドさせないように出力やパルス持続時間を調整して、皮膚表面に散在するメラニン色素にマイルドなダメージを繰り返し与えれば美白効果が期待できるのではないだろうかというものです。
2) 赤ら顔に対して: 600ナノメートル以下の波長では赤い色素への吸収度が良いということを利用して皮膚表面の毛細血管拡張を軽減できるのではないだろうかというものです。毛細血管というのは、最細部では赤血球よりも細いのでヘビがタマゴを飲み込んだように流れていきます。毛細血管の中にある赤血球が熱破壊されれば、毛細血管は目詰まりして潰れてしまいます。うまく設定すれば赤ら顔が改善できるのではないかと考えたわけです。(太い血管の中でこのような破壊が起きれば血栓をつくる可能性もありますが、この波長域では深部深達度が悪いという特徴が利点に変わるのです)
3) コジワ・皮膚の張りに対して: この波長域では出力にもよりますが光の実効深達は皮下2〜3ミリ程度です。2〜3ミリの深さまで適度な熱刺激を与えることができるということは真皮のコラーゲン線維の増加が期待できるのではないか、結果的にコジワがなくなり皮膚に張りがでるのではないだろうかというアイデアです。
4) ニキビに対して: ケミカルピーリングも当初は進行中のニキビへの効果は否定的でしたが酸による殺菌効果のために改善することが分かってきました。同じくIPLでも滅による殺菌効果も期待でき、また上記2)によって赤みもとれるのではないかと期待されます。

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