テスト照射の目的は効果と副作用(主にヤケド)を確認することです。
同じ機械を使うかぎり、効果と副作用は光線の出力に依存します。
効果の面からみれば、毛が細いほど出力をあげなければなりません。
副作用の面からみれば、皮膚が黒いほど出力をさげなければなりません。
副作用が起きずに効果が得られる最低出力をさがすのがテスト照射ですから、
それでヤケドしても免責にしていただかなければ脱毛のプログラムは実行できないのは御理解いただけるとおもいます。
(御理解いただけない場合は施術をお受けできません)
でも、テストだからといってヤケドさせても気にしないというわけにはいきませんから照射数は少ないほうがよいわけです。
少ないほうがよいといっても肌質や毛質が異なれば、異なるごとにテストしなければなりません。
例をあげましょう。
これはヒザ下の写真です。
エステサロンでのワックス脱毛による皮膚炎があります。皮膚炎が治った後の色素沈着もたくさんみられます。
皮膚炎の治療を行なって、ある程度落ち着きましたので、レーザー脱毛を始めることにしました。
色素沈着の少ない部位は22ジュール、濃い部位は18ジュールでのテストを予定しています。
同じヒザ下であっても皮膚の色調によってテスト出力 は変えなければいけないのです。
こちらは同じ人のヒジ上です。色素沈着はそれほど強くなく、また、ほぼ均一です。
36ジュール〜42ジュールでテストを計画していますが、均質な肌質のなかで反応する最も低い出力をさがそうというものです。
一般的なテスト照射の手法です。
色素沈着の上で、30ジュールでも32ジュールで、15分後のチェックで副作用なく効果が確認できましたので
30ジュールで全体を照射したらよいということがわかります。
私どものJPSグループの各施設では、このように異なる部位ごとにテストを行なうのを原則としています。
渋谷高橋医院 院長
高橋知之