JPSピアッサーの基本構造

ピアッサーに不可欠な構造(1)

ピアス完全マニュアルではファーストピアスの長さや素材の重要性について何回も繰り返し述べました。
でも、それはファーストピアスが希望の位置に確実に刺さっての話です。 決めた位置からずれてしまったら話になりません。 正確にねらったところにピアスの先端をもっていって何回も確認することが大切です。 また、斜めになっていないかどうかも確認する必要があります。
現実にピアッシングする際にはこの動画のように ピアスを締めたり緩めたりを繰り返して位置を決定するわけです。
そこで大切なのはピアッサーを緩めるとピアスが元の位置に戻る構造になっている必要があります。
この動画のように戻らなければ再度の位置決めがうまくいきません。
この構造を欠くピアッサーは、言わば「バックギヤー」のない自動車みたいなものだと私(Dr高橋)は考えます。

ピアッサーに不可欠な構造(2)

ピアッサーに不可欠な構造は、まだあります。
ピアッサーを締めたり緩めたりして位置決めが完了した後は、迷わずに一気に瞬間的にピアッシングしたいものです。

この動画を御覧ください。 ピアッサーをゆっくり握り締めていくとピアスの先端が皮膚に当たったところでストップしてしまいます。 もっと強く握ると「カシャ」と音がして瞬時にピアッシングが完了するのが分かるでしょう。
この「カシャ」と壊れるものを私(Dr高橋)は特殊抵抗体と名付けたのですが、 特殊抵抗体が壊れることによってそれまでに蓄えられていたエネルギーが一気に解き放たれるというわけです。 この抵抗体がなければピアッシングは完全に「手押し」の状態でおこなわれることになりますから、 痛みのために途中で止まって失敗することもあるでしょう。斜めになってしまうこともあるかもしれませんね。

こちらの動画を御覧ください。 上記の「バックギヤー」のないピアッサーはこの特殊抵抗体もありませんから 手際よく勢いよくピアッシングする必要があります。(ピアスの頭を包んでいるプラスチックも取り除きにくそうです)

こちらの動画は透明樹脂ピアス内蔵のピアッサーですが、 これまた特殊抵抗体がありません。 さらに、このピアスにはキャッチが先端に停まらずに少し奥にはいってしまうという欠点もあります。 これが原因でピアスが耳に埋まってしまった患者さんがたくさん私(Dr高橋)のところに来ています。
こちらも見ておいてください。



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