耳の厚さとピアスの長さが合っていなかったり、アフターケアが間違っていたり、ピアスを入れるときに方向を間違ったり、タオルやブラシでピアスを引っかけたり、色々な理由で炎症が起きてホールの完成が遅れると、ピアスの中に含まれている金属が溶けだし、最初は金属アレルギーがなかった人でも金属アレルギーになってしまいます。
ピアスホールがジクジクしているという人は皆さんの周りにも案外いると思います。そのような人は金属アレルギーの確率が高いはずです。今まで一度もピアスをしたことのない人とピアスをしたことのある人に
パッチテストという方法で、日常接触する機会の多い15種類の金属についてアレルギーの頻度を調べてみました。
ピアスをしたことのない人で金属アレルギーになっている頻度は10%弱であったのに対してピアス経験者では約2倍の頻度となっていました。ニッケルやコバルトが増加しているのは当然ですが、ファーストピアスに用いられている純金ではピアス未経験者が0.59%とごく僅かな頻度であったのに対して、経験者では6.0%もありました。これらの人は塞がるのを恐れて調子が悪いホールに3ヶ月以上ピアスをしていた人ばかりで、純金に対する過信からこのような結果になったものと考えられます。ピアッシングから2ヶ月以上たっても完成しない場合は、取り敢えずピアスを外すか後述の治療を始めた方がよいでしょう。