スキンケアシステム
 
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赤ちゃんのようなスベスベした肌になりたい・・・、 10年前の肌に戻りたい・・・。
女性にとって(最近は男性にとっても)、美顔・美肌は永遠のテーマです。加齢による皮膚の悩みは色素沈着によるシミ・クスミとコラーゲン線維の減少によるシワ・張りの低下が中心で、人によっては毛細血管の拡張による赤みが加わります。また最近は成人型のニキビも増えていますし、ニキビ痕に悩んでいる人もたくさんいらっしゃいます。
色素沈着とコラーゲンの減少には紫外線被爆がおおいに関与していますので、若々しい肌を保つには紫外線対策が不可欠であることは論を待ちませんが、すでに存在する悩みに対する積極的な治療としては次のようなものが一般的です。
1) ケミカルピーリング: 薬剤を用いて皮膚の表面をむく。
2) クリスタルピーリング:酸化アルミニウムなどの粉末を吹きつけて皮膚の表面をむく。
3) レーザーリサーフェシング:レーザーを用いて皮膚の表面を削る。
弱いケミカルピーリングやクリスタルピーリングでは副作用が少ないかわりに効果もそれほど期待できません。ケミカルピーリングは効果をあげようとして、強い薬剤を用いると副作用も強くて長期間の遮光などが必要となります。レーザーリサーフェシングでは出血するくらい深くまで徹底的に削るために、数週間はガーゼで顔を覆い、その後数ヶ月の厳重な紫外線対策が必要であるために医療機関も患者さんも積極的になれないというのが現実です。
「ピーリング=peeling」というのは「皮をむく」という意味ですし、「リサーフェシング=resurfacing」というのは「再び平らにする」という意味です。どちらも同じような意味合いですが医者の間では激しく皮を削る場合に「リサーフェシング」と言う傾向があります。一方、激しくないんですよと強調したい場合には non abrasive(=擦りむかない)という表現を用いるようになってきました。
そのような中で注目をあびだしたのが強力な光線によるnon abrasiveな「光美顔」です。
最初に登場したのはCoolTouch Laserです。1年半くらい前に開発されたものですが1320ナノメートルという「水」に吸収されやすい波長を使ったレーザー装置です。組織内の水分の温度を上昇させてコラーゲン線維の増生をはかるというもので、シワが改善されて張りのある肌になるといわれています。(この波長は黒や赤の色素に反応しませんから、シミ・赤み などには効きません)
実際に使用している施設から「期待していたほどの効果が得られない」という声が聞かれはじめましたが、現在は改良型のCoolTouch-?にバージョンアップして巻き返しをはかっているようです。
次に登場したのは1年くらい前に開発されたQuantum SR という光治療機です。フォトフェイシャル(Photofacial)ともよばれていますが、本質は強烈(= intense)な光であってレーザーではありません。この機械はCoolTouchとちがって赤み・シミにも効果があるため急速に普及しています。原理的には確かに効果がありそうなのでJPSでも2001年7月に導入しました。上段メニューバーの「光美顔(肌)」の中で効果や副作用等を解説しておりますので御覧ください。
ところで、フォトフェイシャルの大成功を目の当たりにして、よく似た原理のレーザー治療機が最近になって登場しています。脱毛で一世を風靡したロングパルスアレキサンドライトのメーカーであるCynosure社が開発したPhotoGenica V-star とICN Pharmaceuticals という製薬会社が販売しているNLite-MKIIIです。カタログの数値からだけですが、私なりに4機種を比較してみました。冒頭のメニューバー3番目の「光美顔機4機種の比較」を御覧ください。

2001年11月3日 渋谷高橋医院 院長 高橋知之