男性ヒゲにレーザーを照射したときの反応(LightSheerの場合)


男性の密集したヒゲの脱毛は非常に難しいものがあります。
照射時の痛みはもちろんですが、1~2週間は皮膚の赤みが続くことは普通です。
「燃えかす」も2~3ミリ飛び出した状態で滞り、不精ヒゲのように見えます。 切れないカミソリで剃ろうとしたときのように、 剃ろうとしてもカミソリが引っ掛かったような状態となり上手く剃れません。


左の写真はダイオードレーザーであるLightSheerの14ジュールで2発だけテスト照射して5日目です。 「燃えかす」も残っています。この状態が顔全体に現れたときを想像してください。
この人は、この状態が2週間ほど続くことと永久脱毛(減毛)できることを天秤にかけて、 脱毛を選んだのです。
右の写真は全体照射後15分ほど経った写真です。赤丸のところは、「燃えかす」が見えます。
不思議なのは緑丸のところです。照射の勢いで「燃えかす」が吹き飛んでしまっています。 時々このようなことが起こりますが、そうすると1ヶ月くらいは「燃えかす」と無毛部が 斑点状に存在し、非常に困ったことになってしまいます。 照射もれであるとおもいこんで大騒ぎになったことも何回もあります。 (ネット上の某掲示板にスレッドが立ったり・・・)
どうしてこのようなことが起きるのかは、はっきり解っていません。 燃えかすが吹き飛ぶところと残るところとでは何かの差があるはずです。 毛質に差はないはずですから、差があるとすれば機械側でしょう。 メーカーでは出力は常に一定であると言っていますし、私もこれほどの差がでるほど出力が 不安定だとはおもいません。
密集した太いヒゲに照射するとハンドピースのガラス面は瞬間的に温度が高くなります。 施術前のガラス面の温度は5℃なのですが、瞬間的に高くなった温度が元に戻るのに 少しばかり時間がかかります。 5℃に戻ってから照射すれば吹き飛ばず、温度が戻らずに照射すれば吹き飛ぶのではないかとも 推測されますが、実際の施術では痛みのために連続照射することはありません。 休み休み行なっているのですから、温度もそれほど変化しているとはおもえません。


こちらの人は13ジュールで照射して4日目です。
顔全体に「ニキビ」がでたといって診察に来られました。御本人には申し訳ないですが、私は「すばらしいです。これは副作用ではなく、適切に照射できた際の正常の反応です」と説明いたしました。

ヒゲの脱毛を希望される人は、このような反応が起きるということを覚悟しておいていただくしかありません。
このような反応を繰り返した結果、こちらのような結果が得られるのです。

2001年1月29日追記
「このような厳しい経過は誰にでも起きると覚悟していてください」と説明してきましたが、P-NAIN2の場合はそうでもないということが分かってきました。
P-NAIN2では冷却能力が強いので痛みが少なく、したがって、最初から高出力で照射できますから施術間隔も他の部位と同様に長くとることもできます。
男性ヒゲは例外・・・、という説明は要らくなってきました。
詳しくはこちらを御覧ください。

渋谷高橋医院 院長
高橋知之 記
(本文をコピーされる場合、引用される場合は必ず御連絡ください)

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